基礎代謝について
こんにちはパーソナルトレーナーの優です。
今回は基礎代謝の事について話したいと思います。
基礎代謝は主に体温を安定させたり、内臓を動かしたりするのに使うカロリーです。
骨格筋の締める基礎代謝の割合はおよそ2割と言われています。その他8割は脳や内臓、その他の組織です。
【筋肉をつけて基礎代謝を上げて痩せやすい身体になりましょう!】
と言った、巷のダイエット情報に踊らされている方も多いですが、筋肉量を1kg増やすと基礎代謝がおよそ16kcal増えると言われています。
意外と少ないですよね?
ちなみに筋肉を1kg増やすのは結構苦労します…
基礎代謝が1400kcalある人の骨格筋での代謝の割合は2割なので1日約280kcalです。
また、基礎代謝は体表面積に比例しているので全く同じ体重、性別、身長、年齢の人が2人いた場合、脂肪が多い方が基礎代謝は高くなります。これは筋肉と脂肪は密度が違うからです。
筋肉量を増やして基礎代謝を上げる事は大切ですが、過信しすぎてはいけません。寧ろ基礎代謝を効率的に上げるには体温を上げた方が早いかもしれません。
腹筋を割るためには?【SIX PACK】
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
今回は誰もが憧れる割れた腹筋について話したいと思います。
まず、割れた腹筋を手に入れる為には食事の調整をして皮下脂肪を落とす必要があります。
腹筋という筋肉は縦の白線と横の腱画という組織によって始めから6つに割れています。
よって、割れた腹筋を手に入れるには境目が見えるまで皮下脂肪を落とすんですが、筋トレ初心者が全く筋トレをしないで食事のみで皮下脂肪を落とすと、なんとも頼りない腹筋がお目見えします(*_*)
ある程度のボリュームを出す為にも腹筋運動や体幹のトレーニングを合わせて行うと良いでしょう。
ちなみに私はウェストを太くしたくないので基本的には腹筋運動はしません(笑)
今は夏に向けて調整してるので少しだけ取り入れてますが…
1番大事なのは食事です!
加えて筋トレを取り入れて皆さんも理想の腹筋を手に入れましょう♫
ダイエット⑤
今回は三大栄養素の次に重要なビタミン、ミネラルの話についてです。
三大栄養素にビタミン、ミネラルを加えて五大栄養素と呼ばれますが、主な働きは三大栄養素のの代謝を助ける為の補酵素の働きをします。
車で例えるなら三大栄養素がガソリンでビタミン、ミネラルエンジンオイルの働きです。
ビタミン
植物や人間以外の動物は体内でビタミンを生成できますが人間は全てのビタミン生成はできません。よって植物や動物を食べる事でビタミンを身体に取り入れています。
1.水溶性ビタミン
ビタミンB、C
これらのビタミンは水に溶けますので取りすぎても体外に排出されます。
2.脂溶性ビタミン
ビタミンA、D、E、K
これらのビタミンは
http://personal-suguru.hatenablog.com/entry/2017/03/09/201553
ここでもお話しました、脂質と結合して代謝されますので取りすぎたものは体内に残ります。
1も2も短期的に不足、過剰になっても大丈夫ですが、長期的に不足、過剰の状態が続くと身体に悪影響がでます。
また効果的に摂取するには、調理方法や食べ合わせに気をつけなくてはなりません。
ミネラル
人間の身体は酸素(O)窒素(N)などの主要元素で約96%が構成され、残りの4%はミネラルで構成されています。
ビタミンと違って植物も動物もミネラルは生成できません。植物も土壌から吸収したり、その植物を動物が食べたり、水を飲んだりしてミネラルを身体に取り入れます。
日本では13種類のミネラルが食事摂取基準の対象として定められています。
キノコや海藻類はミネラルが特に豊富ですね。
ダイエットにおいてはカロリーの調整、三大栄養素の摂取バランスの調整によってビタミン、ミネラルが偏る場合があります。
短期的な変化ではなく、長期的な習慣の改善がダイエットなのでビタミン、ミネラルを含む食材のサイクルは非常に大事になります。
人によって身体の反応で合う食材、合わない食材がありますので一概にこの食材をこの量取りましょうとはここでは言えません。
しかし、大事な事は1つの食材にこだわる事なくある程度サイクルさせた方がいいという事です。
私の尊敬するAthlete bodyさんのサイトでカロリーから見た大まかな分量の設定をしてくれています。参考にしてみると良いかもしれません。
https://athletebody.jp/2014/03/11/nutritional-hierarchy-micros-water/
ダイエット④
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。前回は消費カロリーの調整の仕方を説明しました。
それを踏まえて三大栄養素の調整に戻りたいと思います。
炭水化物の調整
ダイエット②の話から
ダイエットについて② - 理学療法士のパーソナルトレーナー 優のブログ
30歳 女性
身長160cm
体重50kg
この方の
たんぱく質必要量が75gでカロリー換算300kcal
脂質必要量50gでカロリー換算450kcal
となっていました。
目標値によって炭水化物量が変わってきます。
ここでは一ヶ月で2kgの脂肪を落とす設定とします。1週間で500gのペースです。
さて脂肪1kg減らすのに約7200kcal必要と言われていますので一ヶ月で約14400kcalのマイナスを作らなければなりません。1週間で3600kcal、一日約510kcalになります。
この方の総消費カロリーは2254kcalでした。
計算は以下の様になります。
(総消費カロリー)−【(たんぱく質)+(脂質)+(炭水化物)】=510kcal
2254−(300+450+X)=510
X=994
炭水化物は1gが4kcalなので994kcalは約248gの炭水化物となります。
因みにごはん一膳59gの炭水化物が含まれていますので約四膳分となります。意外と多いですね。
まとめると
一日の総摂取カロリー 1744kcal
三大栄養素の内訳が
たんぱく質75g
脂質50g
炭水化物248g
となります。
ざっくりと書きましたが三大栄養素の調整はこんな感じです。実際始めると計算通りにはいかないことが多いし、随時調整していく必要がありますが、目標のひとつとして定めるとうまくいきやすいでしょう。
ダイエットについて③
前回は三大栄養素の調整方法の話でした。
http://personal-suguru.hatenablog.com/entry/2017/03/26/093721
炭水化物の調整を行う前にダイエットの基本の考え方
摂取カロリー<消費カロリー
に沿って消費カロリーの事を考えなければなりません。
消費カロリーとは下の4つに分類されます。
- 基礎代謝
- 運動による消費カロリー
- 食事誘発性熱産生
- 非運動性熱産生
1、2辺りはポピュラーですが3、4は知らない方もいると思います。
1、2に比べると3、4は消費カロリー量としては劣るのでボディビルの大会に出る様な人でない限りは深く考慮しなくてもいいと思います(4は中々侮れませんが…
基礎代謝
基礎代謝は生きて行く上での代謝活動ですね。何もしなくても消費されます。
主には内臓、脳などで、筋肉は意外にも全体の2割です。
基礎代謝は男女比、体重、年代などで推定値を算出できます。様々な方法がありますが、その1つを紹介します。
- ハリス・ベネディクト(Harris-Benedict)法
男性: 66.47+(13.75×W)+(5.00×H)-(6.78×A)
女性: 655.1+(9.56×W)+(1.85×H)-(4.68×A)
W:体重(kg)H:身長(cm)A:年齢(歳)
ここで前回の三大栄養素の調整の時に出た体重50kgの方を参照にして、
女性 30歳
体重50kg
身長160cm
として基礎代謝を計算すると
655.1+(9.56×50)+(1.85×160)-(4.68×30)=1288.7
となり約1288kcalの基礎代謝となります。
この計算式には日本人版もありますが、あくまで概算値でいいと思います。
運動による消費カロリー
これも細かく出す時はMETs等の運動強度を参考にして消費カロリーを出せるのですが、ダイエットにおいてはある程度の幅、遊びが大事になので概算値で良いです。
一日の総消費カロリーを基礎代謝で割った
身体活動レベルという指標があります。
先程の30歳女性をこれに当てはめて計算すると
活動レベルがⅡだとすると
1288kcal✖️1.75=2254kcal
となり
2254➖1288=966kcal
で基礎代謝を除いた一日の消費カロリーが966kcalと出ます。
この数値は運動による消費カロリーと非運動性熱産生を含んだ数値になります。
まとめ
ここまでで例に出した女性の基礎代謝、消費カロリーを出すと
基礎代謝約1288kcal
消費カロリー約966kcal
総消費カロリーが2254kcalとなります。
これを基に炭水化物の調整を行います。
それはまた次回に(^^)
ダイエットについて②
こんにちはパーソナルトレーナーの優です。
今回はダイエットについて五大栄養素の話を進めていきたいと思います。
五大栄養素とは【たんぱく質】【脂質】【炭水化物】の三大栄養素に
【ビタミン】【ミネラル】を足した5つの事です。
話が長くなるので今回は三大栄養素の調整について話していきます。
前回の話からカロリーの調整が必要だという話をしました。なのでそれぞれのカロリーの事を話したいと思います。
たんぱく質は1gあたり4kcalです。
炭水化物は1gあたり約4kcalです。
脂質は1gあたり9kcalです。
これをどの様に調整するかといいますと、
まずたんぱく質は
栄養-たんぱく質について - 理学療法士のパーソナルトレーナー 優のブログ
ここでもお話しました、一日必要量があります。
今回は体重50kgの方で、たんぱく質必要量が体重の1.5g必要だと仮定します。
50(kg)✖️1.5(g)=75
となりますので一日の必要量が75gとでます。
カロリーに置き換えると1gあたり4kcalなので
75(g)✖️4(kcal)=300
となり、たんぱく質で300kcal取る必要があります。
同じ様に脂質を計算します。
栄養-脂質について② - 理学療法士のパーソナルトレーナー 優のブログ
ここでお話した通り脂質にも身体の機能を保つ重要な働きがあります。
必要量は遺伝的なモノや環境など様々な要因が絡んできますが、一般的に体重に対して1g前後摂取していれば害は少ないみたいです。なので今回は1gとします。
なので計算に当てはめると
50(kg)✖️1.0(g)=50
となり、1gあたり9kcalなので
50(g)✖️9(kcal)=450
脂質の必要摂取量は一日50g
そこから計算されるカロリーは450kcalとなります。
最後に炭水化物を計算するわけですが、その前に話しておかないといけないことがあります。
長くなりましたので、続きはまた次回に(^^)
ダイエットについて
こんにちは。パーソナルトレーナーの優です。
今回はダイエットについて話していきたいと思います。
ダイエットに関してはフィットネス業界や美容業界がばらまく情報に左右されていると本質が見えない事が多いです。
細かいものを調整する必要があるレベルまで体脂肪が落ちていればいいのですが、それ以前の段階でサプリメントや食事のタイミングなどに気を配るのはあまり意味がありません。
基本的な考え方は
消費カロリー>摂取カロリー
となる事です。
世の中に蔓延するダイエット産業も行き着く先はこれに当てはまります。
これを調整してから五大栄養素や食事回数やタイミング、サプリメントの話を進めなければなりません。