魚の油で認知機能改善、心疾患予防【DHA、EPA】
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
今回は認知機能改善、心疾患予防に魚の脂が良いというお話です。
脂質が身体にとって重要な働きをしている事は以前お話しました。
http://personal-suguru.hatenablog.com/entry/2017/03/09/201553
その中でも魚の脂は特に重要な働きをしています。
DHA、EPA
まず重要な2つの脂肪酸のお話をします。
このDHA、EPAというのは多価不飽和脂肪酸という種類の一種でn-3系脂肪酸と言われます。
ドコサヘキサエン酸(DHA)
エイコサペンタエン酸(EPA)
の他に
α-リノレン酸
ドコサペンタエン酸(DPA)などがあります。
まず、これらの脂肪酸は体内で合成される事が無いので食事から摂取するしかありません。
そしてお肉の脂に代表される様な飽和脂肪酸は常温で溶けにくい性質を持っているのに対して、上記の様な多価不飽和脂肪酸は常温でも溶けやすい性質を持っています。
脂質は細胞の栄養源となっていますので常温で溶けやすい多価不飽和脂肪酸で構成されていると細胞全体(血液など)がしなやかな動きとなります。
この作用によって特にEPAに関しては血栓予防効果が期待されます。
α-リノレン酸を摂取する事で身体の中でDHA、EPAへと合成されるのですが、単体で取れれば尚良いという事です。
脳の栄養
脳へ向かう血液には脳血液関門というものがあり、ここは限られた物質しか通る事が出来ません。その中でDHAはここを通る事が出来るの唯一の脂肪酸なので脳細胞の活性化の栄養となっているのです。
DHA、EPAは赤身の魚よりサバやイワシなどの青魚に多く含まれているといいます。
調理方法も大事
多価不飽和脂肪酸は上述の様に常温でも溶けやすいです。そして酸化しやすいので揚げたりする調理方法だと効果的に摂取出来ません。
刺身か煮魚が良いですね。
ちなみに私は青魚も食べますが、健康の為にDHA、EPAのサプリメントを補助的に飲んでいます。怪しいサプリが多い中でDHA、EPAのサプリメントは唯一勧めない研究者がいないと言われている根拠のある物質です。
皆さんも効果的に魚の脂を摂取して健康な身体を目指しましょう。