栄養-脂質について②
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
前回は脂質について「脂質」「脂肪」「脂肪酸」の違いをお話しました。
今回は脂質の働きを話していきます。
脂質は大きく分けて3つの働きがあります。
1.細胞膜の構成材料
2.ホルモン生成の材料
3.脂溶性ビタミンの代謝
1つずつお話ししていきます。
1.細胞膜の構成材料
細胞膜とは細胞を構成する膜です。膜の中にミトコンドリアなどが存在しています。
この膜は「脂質二重構造」という、脂質を材料にしてできています。身体は細胞の集まりなので不足すると不具合が生じるのはよく分かりますね。
一昔前DHAを摂取すると頭が良くなるという話があり、私もよくカツオの眼球等食べさせられていました(笑)
これは、脳は脂肪の塊であり、そのなかで最も多い脂肪酸がDHAだからです。
2.ホルモン生成の材料
ダイエットに必要な成長ホルモンや、筋トレに欠かせないテストステロン。特に女性はホルモンバランスの乱れが身体に影響しやすいでしょう。
脂質はホルモンの材料です。長期的に不足するとホルモン分泌異常が起きやすいので注意が必要です。
3.脂溶性ビタミンの代謝
ビタミンの中でも、ビタミンA、D、E、Kの4つは水に溶けない脂溶性ビタミンと言います。
これらが体内に取り込まれ、吸収されるには脂質と結合する事が不可欠となります。
食事などで脂質含有量が少ないと、脂溶性ビタミンを摂取していても吸収されない状況が作られます。
身体の為にも脂質の抑えすぎには気をつけましょう!