睡眠とたんぱく質の関係性
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
今日は睡眠とたんぱく質の関係性について話していきたいと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、たんぱく質とはアミノ酸の集合体です。中でも体内で作られない為、食事から摂取する必要があるというのが「必須アミノ酸」です。
・リシン
・トレオニン
・バリン
・ロイシン
・イソロイシン
の9つですね。
この中の「トリプトファン」は睡眠と深く関係していると言われています。
2.トリプトファンからメラトニン
睡眠に重要であるホルモンにメラトニンというホルモンがあります。このホルモンは体内時計の調整に関与して睡眠の導入を促す重要なホルモンです。
加齢と共に減少傾向にあるホルモンなので年を重ねるごとに睡眠時間も短くなる人が多いです。
このメラトニンは必須アミノ酸であるトリプトファンを摂取する事で多く分泌することが出来ます。
もちろんトリプトファンを取って、すぐにメラトニンになるわけではなく
という順番でメラトニンになります。時間がかかるので朝食にトリプトファンを多く含む食材を摂取するといいでしょう。
ちなみにトリプトファンを多く含む食材は
乳製品
大豆製品
魚
ナッツ
などがあります。
3.気をつける事
運動をする人は運動中にアミノ酸を飲む方もいると思います。特に最近流行りのBCAAを飲む方は注意してもらいたいんですが、BCAAを摂取する事で脳へのトリプトファンの取り込みが少なくなります。
BCAAの効果の1つがこれによって中枢神経性疲労を軽減されます。
しかし脳へのトリプトファンの取り込みが減るのでメラトニンの生成が減少することになるので睡眠への影響が出てしまいます。
運動の前後程度に飲むことは良いのですが、筋肉痛を抑えるとか、ダイエットで筋肉を落としたくない為に一日中BCAAを飲むようなこととはやめたほうがいいと思います。