治療備忘録〜頚椎の難病
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
本日のブログは先日の頚椎の疾患をお持ちの方の備忘録です。
半年前に左手の痺れから、病院へ行ったところ頚椎症と診断された女性。セカンドオピニオンでは黄色靭帯骨化症と診断されたそうです。
痺れが治らないというのが主症状。
姿勢は頚椎前弯と上部胸椎の後弯が顕著であり頚椎由来の痺れがメインで姿勢の改善が必要…
しかしながら肩甲骨周囲の影響もありそうなので、肩甲窩筋や広背筋、大円筋の筋膜のリリースを行い、姿勢改善のポイントを指導させてもらい一度目は終了。
2回目の時に痺れは八割くらい減った、との事。
上部僧帽筋や肩甲骨周囲の緊張を取りつつ最後にケーブルマシンで僧帽筋下部と広背筋の収縮を意識したトレーニングを取り入れます。これで姿勢改善のアプローチを行うのですが、下肢からの連動も考えなくてはいけませんね。
局所の症状を改善しながら根本の原因を除去していく流れに持っていければと思います。
治療備忘録〜腰椎椎間板ヘルニア
こんにちわ、パーソナルトレーナーの優です。
先日来られたクライアント様のお話をしようと思います。
男性50代 半年前にL4.5の腰椎椎間板ヘルニアと診断。右脛外側の痺れ(+)その後リハビリを続け改善するも、少し症状が残っているらしい。
SLRtestは陰性でしたがヘルニアに伴う坐骨神経痛、梨状筋症候群も疑われます。周囲のコンディショニングを行い、自覚で痺れ8→5まで改善。
もう少し下方に筋膜性の捻れが見られるので大腿方形筋と膝窩筋の筋膜をリリースすることで5→2まで改善。
診断から半年、それより前から身体の捻れは始まっていたと思われます。この方の場合、足首と股関節の可動域、使い方に癖があったのでそこを指導して終わりました。
少しのズレが長年積み重なることで何らかの症状が出ますね。身体はサインを送り続けています。早めに対処することで予防可能です。
投稿が空いてしまいました
こんにちは。パーソナルトレーナーの優です。
前回の記事から投稿が3週間ほど空いてしまいました。
実は6月に開催される「フィジーク」というジャンルの競技に参加する為トレーニングをしていたのですが、ハードに追い込みすぎて体調を崩していました(-.-;)
皆さんから様子を伺う声を頂き、嬉しかったです。ご心配をおかけしました。
私は約5年程病院で理学療法士として働いた後、パーソナルトレーナーとして今活動しています。
リハビリ分野はずっと携わってきましたが、トレーニング分野は未熟かもしれません。
その部分を払拭する為にも真面目にトレーニングに向き合っております。
体調は改善方向なので、またブログを書き始めるのと、大会にも出る予定です。
機会があれば結果の報告もしたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
治療備忘録〜肩関節周囲炎
こんにちは。パーソナルトレーナーの優です。
本日のクライアントは肩の痛みで病院に行ったが特にレントゲン上問題ないと言われた方です。
検査はヤーガソンのみ陽性。
肩の挙上の際に痛みあり、と
上腕二頭筋の長頭腱と三角筋前部の筋膜のリリースにより挙上の際の痛みは消失。
最終的に腕を外側に開いた時の三角筋後部の起始から1/3位の場所が痛むとの事。
…この症状結構多いんですよね、拮抗筋の過剰収縮、肩に限らず。
この場合は大胸筋、肩甲窩筋、大円筋、広背筋の短縮に対する棘下筋、小円筋、三角筋後部の過剰収縮が考えられます。
なので内旋、内転要素にアプローチ。
今回は肩甲窩筋でした。改善後はスムーズに肩が動くようになった、とクライアント様。
ここからチューブのトレーニングやプライオメトリックスに繋げていき、再発予防に努めるのが肝です。
便秘の解消にひじき
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
今回は便秘解消の為にひじきが良いというお話です。
食物繊維が豊富
まず、ひじきは食物繊維が豊富です。
乾燥ひじき100g中に約43gの食物繊維が含まれています。
よく「レタス◯個分の食物繊維!」などありましたが、レタスは100g中に1.1gの食物繊維しか入ってません。
まぁ乾燥の状態ですので、実際の一食分は5〜10gとなるでしょう。それでもレタスよりは多いです。
ひじきに含まれる食物繊維は食物繊維の中でも水溶性食物繊維という種類であり、便をを柔らかくして排出しやすくする働きがあります。
マグネシウムが豊富
ひじき100g中に約620mgのマグネシウムが含まれます。
便秘になる方の腸内環境の原因の1つとして水分不足が挙げられます。
このマグネシウムは腸内の浸透圧を一定に保つことで水分を細胞外から引き寄せる働きをします。
特に海藻類やアーモンドなどの種実類に多いですがひじきは特に多い部類に入ります。
便秘は長引くと身体に様々な症状を引き起こすので意外に侮れません。
適度な運動とひじきを心がけてみてはいかがでしょうか^_^
腰痛は症状であり原因ではない
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
今回は腰痛について話していきたいと思います。
一口に腰痛といっても色々な原因があります。
- 筋肉が原因になっているもの
- 関節が原因になっているもの
- 神経が原因になっているもの
- 内臓が原因になっているもの
- 精神的なストレスによるもの
この中でも1番上の筋肉が原因になっているものについて話したいと思います。
病院でも詳しい原因が判明しない
これはよくあると思います。
事実どこかに痛みがあって病院やクリニックを受診してもレントゲン等に写らない部分が原因とされる症状がほとんどだそうです。
腰痛に関してはいわゆる「筋・筋膜性疼痛」がほとんどの様です。
症状のほとんどは安静にしている事で良くなりますが、繰り返す事が多いです。
安静にしている事で炎症等は治まりますが、根本の原因は解消されていないからです。
原因は他に
ほとんどが労作性や姿勢性の原因である事が多いです。
つまり
- 筋力のアンバランス
- 姿勢の偏り
これらにより特定の動作の際に一定の筋肉にばかり負担がかかる事が予測されます。
改善して行くためには動きの癖や筋力のアンバランスを埋めていかなくてはいけません。
恐らく理学療法士やトレーナー等のプロに見てもらわなくては気付けれないと思います。
スポーツクラブ等では無料の姿勢チェック等してくれる所もあるみたいなので有効活用すると良いでしょう。
魚の油で認知機能改善、心疾患予防【DHA、EPA】
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
今回は認知機能改善、心疾患予防に魚の脂が良いというお話です。
脂質が身体にとって重要な働きをしている事は以前お話しました。
http://personal-suguru.hatenablog.com/entry/2017/03/09/201553
その中でも魚の脂は特に重要な働きをしています。
DHA、EPA
まず重要な2つの脂肪酸のお話をします。
このDHA、EPAというのは多価不飽和脂肪酸という種類の一種でn-3系脂肪酸と言われます。
ドコサヘキサエン酸(DHA)
エイコサペンタエン酸(EPA)
の他に
α-リノレン酸
ドコサペンタエン酸(DPA)などがあります。
まず、これらの脂肪酸は体内で合成される事が無いので食事から摂取するしかありません。
そしてお肉の脂に代表される様な飽和脂肪酸は常温で溶けにくい性質を持っているのに対して、上記の様な多価不飽和脂肪酸は常温でも溶けやすい性質を持っています。
脂質は細胞の栄養源となっていますので常温で溶けやすい多価不飽和脂肪酸で構成されていると細胞全体(血液など)がしなやかな動きとなります。
この作用によって特にEPAに関しては血栓予防効果が期待されます。
α-リノレン酸を摂取する事で身体の中でDHA、EPAへと合成されるのですが、単体で取れれば尚良いという事です。
脳の栄養
脳へ向かう血液には脳血液関門というものがあり、ここは限られた物質しか通る事が出来ません。その中でDHAはここを通る事が出来るの唯一の脂肪酸なので脳細胞の活性化の栄養となっているのです。
DHA、EPAは赤身の魚よりサバやイワシなどの青魚に多く含まれているといいます。
調理方法も大事
多価不飽和脂肪酸は上述の様に常温でも溶けやすいです。そして酸化しやすいので揚げたりする調理方法だと効果的に摂取出来ません。
刺身か煮魚が良いですね。
ちなみに私は青魚も食べますが、健康の為にDHA、EPAのサプリメントを補助的に飲んでいます。怪しいサプリが多い中でDHA、EPAのサプリメントは唯一勧めない研究者がいないと言われている根拠のある物質です。
皆さんも効果的に魚の脂を摂取して健康な身体を目指しましょう。