ホメオスタシス【リハビリ、筋トレ、ダイエット】
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
今回は人間の身体に備わる機能、ホメオスタシス(恒常性)について話していきたいと思います。
ホメオスタシスとは?
これは人間の身体を一定の状態に保つ機能です。例えば
- 気温が変わっても体温は一定に保てる
- 喉が乾けば水分を欲し、補給しようとする
などホメオスタシスがある事で生命維持が可能になっている部分が大きいです。
人間の身体は一定の状態を保ちたいので変化を嫌います。特に急激な変化は身体にストレスとなって表れます。
- 転職などの環境変化
- 過激なダイエット
心理的なホメオスタシスもありますので、いわゆる「三日坊主」も身体が元にいた状態に保ちたいからこそ起こる現象だと言えます。
生きていく上で重要、しかし…
この機能があるからこそ人間は健康に生きていけます。
しかしながら自分の気持ち、身体の面で変えたいと思う時この機能が邪魔になります。
ダイエットのリバウンドや筋トレの三日坊主などです。
ホメオスタシスを上手くコントロール出来るようになると自分の環境を変えていくことができます。
身体の状態が悪くなるときは?
生活習慣病など病気にかかる時はこの逆が言えます。一時的に強いストレスがかかった時や食べ過ぎが続いた時、身体は今の現状から変えたくないので何かのサインを出しています。
しかし、そのまま続けるとやがてその状況に身体が慣れます。しかし、身体にとってマイナス方向へ慣れる事になるので、やがては病気になったり、太っていったりします。
ではどの様にコントロールしていけばいいのでしょうか?
身体は急激な変化に抵抗する
前述してきた通り、急な変化は元の状態へ引き戻す力が働きます。急な環境変化などは仕方がないですが、健康増進やダイエットの際は徐々に変えて行くことが大事になります。
- 運動時間を5分増やす
- 10個食べていたチョコを9個に減らす
など自分でも気付かないくらいの量で変えていく事が大切になります。
自分の変化の幅を理解して効率よくなりたい自分に近づきましょう。
筋膜について
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
今回は筋膜の事についてお話しをしていきたいと思います。
最近何かと巷で話題の筋膜ですが私もお客様から話題にされる事が多かなってきたのでここで話したいと思います。
何を隠そう、私もパーソナルトレーニングの中で痛みの改善や可動域の改善を行う場合は筋膜を操作する事が多いです。
長年の痛みが改善されたなどのお客様からの有難いお言葉もいただいております。
筋膜とは
筋膜とは筋肉を包んでいる膜の事で比較的浅いところにあるモノと深いところにあるモノで大きく分けて2種類あります。
実はこれが人間の姿勢や身体の動き具合に深く関係しており、これを操作する事で痛みの改善や可動域の改善、パフォーマンスの向上などに効果があります。
筋膜という大きな袋の中に筋肉という組織が入っていると想像してもらうと良いと思います。
マッサージ等で一時的に中の筋肉をほぐしたとしても外側の袋の形が変わっていなければ元に戻るという感じです。筋膜の形を変えてあげる事でそれに合わせて中の筋肉の形も変化してきます。
水分量が鍵
筋肉の60%は水分と言われていますが、外側の筋膜も同様です。
コリや張りなどが見られる箇所は水分量が足りていなかったり、水分の内容物が良くなかったりします。組織の代謝を促して水分を増やしたり、より良い水分にする事が大切です。
筋膜リリースなどを通して得られる効果はこれがメインだと言われています。
もちろん普段の水分摂取量が少なければ代謝も促されないので水分摂取を心がける事も大切です。
筋膜への刺激はストレッチやトレーニングなどと併用するとそれぞれの効果を高めてくれます。
セルフの筋膜リリースのアイテムなども増えていますので活用してみてはどうでしょうか。
フリーウェイトトレーニングの勧め【ダイエット、パフォーマンス、健康増進】
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
本日はトレーニングの事について話していきたいたいと思います。
トレーニングを大雑把な分け方をすると3種類あると思います。
- 自重トレーニング
- マシントレーニング
- フリーウェイトトレーニング
1.は腕立てやスクワット、あと体幹トレーニングなどを含みます。
2.はスポーツクラブや体育施設にあるような各部位に特化したマシンですね。
3.はバーベルやダンベルを使ったトレーニングです。今回は特にこの3.の重要性について話していきたいと思います。
多くの筋肉に多くの負荷がかけれる
まずフリーウェイトトレーニングを上手く行うためには姿勢、身体の安定性が重要となります。
マシンのトレーニングでは重りは増やせますが、身体がマシンに固定された状態で行うため体幹部分の筋肉の動員は少なくなります。
マシンのチェストプレスは重たい重りで行えるのにダンベルのプレスでは半分の重りでも辛いのはこの為です。
さらに、自重のトレーニングと比べると、自重では自分の体重以上の負荷はかけれないため、強度を増やすためには回数を増やすしかありません。
この点を踏まえると体幹部分を固定した状態で行うフリーウェイトトレーニングは短時間で多くの筋肉を効率よく刺激することができます。
その人の骨格に合ったトレーニングができる
マシンのトレーニングは段階的に座席の高さや腕の位置、足の位置など決まっており一定の角度でしかその運動はできません。しかしながら人間の骨格は十人十色なのでその動かす軌道で筋肉の動員率が変わります。フリーウェイトではその人の1番的確な軌道で運動することが可能なので効果がでやすいです。
自重トレーニングでも骨格に合わせて可能ですが前述の通り重さは増やせません。
動きの中で体幹の固定と手脚の協調性が訓練できる
フリーウェイトはこの要素がかなり大きいです。
人間の動きは手脚や体幹単体で起きているわけではなく必ず相互に協調し合って動いています。そこに負荷をかけていけるのは唯一フリーウェイトだと思います。
以上の様な効果が高いトレーニングですが、やり方を間違えていたりすると怪我のリスクは非常に高いのでトレーナー等詳しい人に聞きながら始めるのが鉄則です。
【ストレッチ】伸ばす?動かしやすく?
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
今回はストレッチのお話をしていきたいと思います。
ストレッチとは
ストレッチと聞くと一般的に静的ストレッチを思い浮かべる方がほとんどだと思います。
ジワーッと伸ばすあれですね。
筋肉やその他の組織の柔軟性を出して関節を動かしやすくする効果があります。
動的ストレッチ
静的ストレッチがジワーっと伸ばすのに対して動的ストレッチと呼ばれるものがあります。
ラジオ体操やスポーツ選手が試合前に肩をグルグル回していたりとか動きの中で身体の動かしやすくするものです。反動を使ったバリスティックストレッチなどを含みます。
運動前は主にこちらを行うと良いとされています。
静的ストレッチvs動的ストレッチ
このように書くと誤解が生まれますが両方のストレッチは使い分けが大事です。
静的ストレッチがその後の筋収縮に悪影響を与えるのは昔から有名な話ですが(私が約10年前に書いた卒業論文の題材もこれでした)
クラシックバレエなど関節の可動域が必要な運動もありますので一概に運動前には動的ストレッチだけとも言い切れません。
流れとしては静的ストレッチをしてから動的ストレッチを運動直前に入れるといいと思います。
静的ストレッチと動的ストレッチを運動前後に上手く取り入れて効率的に身体を動かしましょう^_^
基礎代謝について
こんにちはパーソナルトレーナーの優です。
今回は基礎代謝の事について話したいと思います。
基礎代謝は主に体温を安定させたり、内臓を動かしたりするのに使うカロリーです。
骨格筋の締める基礎代謝の割合はおよそ2割と言われています。その他8割は脳や内臓、その他の組織です。
【筋肉をつけて基礎代謝を上げて痩せやすい身体になりましょう!】
と言った、巷のダイエット情報に踊らされている方も多いですが、筋肉量を1kg増やすと基礎代謝がおよそ16kcal増えると言われています。
意外と少ないですよね?
ちなみに筋肉を1kg増やすのは結構苦労します…
基礎代謝が1400kcalある人の骨格筋での代謝の割合は2割なので1日約280kcalです。
また、基礎代謝は体表面積に比例しているので全く同じ体重、性別、身長、年齢の人が2人いた場合、脂肪が多い方が基礎代謝は高くなります。これは筋肉と脂肪は密度が違うからです。
筋肉量を増やして基礎代謝を上げる事は大切ですが、過信しすぎてはいけません。寧ろ基礎代謝を効率的に上げるには体温を上げた方が早いかもしれません。
腹筋を割るためには?【SIX PACK】
こんにちは、パーソナルトレーナーの優です。
今回は誰もが憧れる割れた腹筋について話したいと思います。
まず、割れた腹筋を手に入れる為には食事の調整をして皮下脂肪を落とす必要があります。
腹筋という筋肉は縦の白線と横の腱画という組織によって始めから6つに割れています。
よって、割れた腹筋を手に入れるには境目が見えるまで皮下脂肪を落とすんですが、筋トレ初心者が全く筋トレをしないで食事のみで皮下脂肪を落とすと、なんとも頼りない腹筋がお目見えします(*_*)
ある程度のボリュームを出す為にも腹筋運動や体幹のトレーニングを合わせて行うと良いでしょう。
ちなみに私はウェストを太くしたくないので基本的には腹筋運動はしません(笑)
今は夏に向けて調整してるので少しだけ取り入れてますが…
1番大事なのは食事です!
加えて筋トレを取り入れて皆さんも理想の腹筋を手に入れましょう♫
ダイエット⑤
今回は三大栄養素の次に重要なビタミン、ミネラルの話についてです。
三大栄養素にビタミン、ミネラルを加えて五大栄養素と呼ばれますが、主な働きは三大栄養素のの代謝を助ける為の補酵素の働きをします。
車で例えるなら三大栄養素がガソリンでビタミン、ミネラルエンジンオイルの働きです。
ビタミン
植物や人間以外の動物は体内でビタミンを生成できますが人間は全てのビタミン生成はできません。よって植物や動物を食べる事でビタミンを身体に取り入れています。
1.水溶性ビタミン
ビタミンB、C
これらのビタミンは水に溶けますので取りすぎても体外に排出されます。
2.脂溶性ビタミン
ビタミンA、D、E、K
これらのビタミンは
http://personal-suguru.hatenablog.com/entry/2017/03/09/201553
ここでもお話しました、脂質と結合して代謝されますので取りすぎたものは体内に残ります。
1も2も短期的に不足、過剰になっても大丈夫ですが、長期的に不足、過剰の状態が続くと身体に悪影響がでます。
また効果的に摂取するには、調理方法や食べ合わせに気をつけなくてはなりません。
ミネラル
人間の身体は酸素(O)窒素(N)などの主要元素で約96%が構成され、残りの4%はミネラルで構成されています。
ビタミンと違って植物も動物もミネラルは生成できません。植物も土壌から吸収したり、その植物を動物が食べたり、水を飲んだりしてミネラルを身体に取り入れます。
日本では13種類のミネラルが食事摂取基準の対象として定められています。
キノコや海藻類はミネラルが特に豊富ですね。
ダイエットにおいてはカロリーの調整、三大栄養素の摂取バランスの調整によってビタミン、ミネラルが偏る場合があります。
短期的な変化ではなく、長期的な習慣の改善がダイエットなのでビタミン、ミネラルを含む食材のサイクルは非常に大事になります。
人によって身体の反応で合う食材、合わない食材がありますので一概にこの食材をこの量取りましょうとはここでは言えません。
しかし、大事な事は1つの食材にこだわる事なくある程度サイクルさせた方がいいという事です。
私の尊敬するAthlete bodyさんのサイトでカロリーから見た大まかな分量の設定をしてくれています。参考にしてみると良いかもしれません。
https://athletebody.jp/2014/03/11/nutritional-hierarchy-micros-water/